この記事では自己紹介をさせていただこうと思う。
あさとってどんな人?と興味を持ってくれた人に向けて、なぜ転職しようと思ったのか?転職してどうなのか?どうして転職について発信しようと思ったのかについて書いていく。
もくじ
あさとの経歴

経歴は簡単に以下の通り。
- 国立大学院在籍中に半年間の研究留学
- 大学院卒業後、プライム上場化学メーカーに入社
- 社会人6年目に外資系化学メーカーへ転職
僕は、上場企業に入社して5年半働いてから転職を経験した。
最初に入社して企業では高分子の研究に携わっていたのだが、企業の風土だったり、給料の条件だったり、とにかくこのままではいけないなと感じ転職することにした。
最終的に外資系企業に入社することになったのだが、この転職活動中にいろいろ調べたり、自分でも試行錯誤をして取り組んだので転職について知見が溜まった。
僕は化学系の人間であり、ネットで調べていても化学系に関する情報というのが少なかったので、この際自分で得た知見を発信することにしたのである。
転職した理由

僕は転職をすることにしたのだが、その理由は3つある。
- 給料をあげたかったから
- 働く場所が田舎すぎて引っ越したかったから
- 早めに一度は転職を経験すべきだと思ったから
給料をあげたかった

まず最初の理由は給料をあげたかったからだ。
僕は大学院を卒業してから上場企業の研究職として社会人生活を始めた。
一応プライム上場企業に入社しているので、そこそこの給料をもらえるだろうと期待して入社した。
一年目はそんなに給料はもらえなかった。多分年収で言うと400万円とか450万円とか、そんなものである。
一年目だし、まあそんなものかと思っていた。
一方で、不吉な予感もあった。入社すると先輩との飲み会の機会が多くあった。まだコロナ前の話である。
そこで先輩から、「年次が進んでもそんなに給料は上がらないよ。」と言われたのである。
そんなに給料が上がらないという感覚は人それぞれだから、この人にとっては上がらないという意味だと思っていたが、飲み会のたびにそんな話を聞く。
どうやらうちの会社はそこまで同業の会社と比べて給料は高くないらしい。そんな事実を知った。
少し話がそれるが、化学業界の給料自体、他の業界に比べて高いわけではない。
化学業界自体は、働く量、精神面の楽さを考えるとかなり「コスパ」の良い業界だと思うが、給料自体はそんなに高くはないのだ。
話を戻そう。
自分の会社の給料がそこまで高くはない。その実感は年次を重ねるごとに強くなっていった。2年目、3年目、4年目と働いていくと自分の給料がそこまで増えないことに気づく。
たまに大学の同期と会う機会があり、そこで給料の話になるとやっぱり自分の給料が低いことがわかる。
「ああ、なんか負けてる気がする」
そんななんとなくの劣等感を持ち続けながら仕事をすることになる。
稼ぐ金額の多さでその人の価値は判断できない。それはそうだと思う。頭ではわかっている。
しかし、子供の頃からテストの点数でランキングをつけられてきた僕は、大人になると年収という点数でランキングをつけられているような気になってしまっていた。
人はどこまでいっても相対的にしかものを見れないところがある。
なんとなくの劣等感を消すためには、転職して年収を上げることが手っ取り早い。
そう思ったのが転職をしようと思った一つの理由だ。
働く場所が田舎すぎて引っ越したかった

二つ目の理由は働く場所が田舎すぎて引っ越したかったからだ。
化学メーカーの研究所というのは、田舎にある場合が多い。
なぜなら、工場と併設されていて、その工場が田舎にある場合が多いからだ。
工場が田舎にある理由は、海が近いとか、土地が安いとか、色々あるだろうがとにかく都会にはない。
例え東京や大阪にあったとしても、中心部からは遠いところにある会社がほとんどだ。
僕が働いていた化学メーカーも例に漏れず田舎にあった。車がないと生活できない田舎である。
そんな田舎で僕は当時付き合っていた彼女と結婚することになった。
最初は、田舎に彼女を呼んで社宅に住もうと考えていた。
「社宅はほとんどタダみたいな家賃で住めるし、3LDKもある上に築浅で、なんかいい感じだ。」そう思って、一度彼女と社宅の内見に行った。
確かに良い社宅だった。
しかし、そこで実際に住むことをリアルに想像すると、ここに住むべきではないと思った。
例えば娯楽一つをとっても、田舎すぎるために行くところがスーパーと公園くらいしかないのである。これはあまりに暇すぎる。
また、彼女の実家がかなり遠いことも問題だった。いずれ子供ができたときに彼女の実家が近い方が絶対に良い。
そう感じた。
これが僕が転職しようと思った二つ目の理由だ。
早めに一度は転職を経験すべきだと思った

三つ目の理由は、早めに転職を一度は経験すべきだと思ったからだ。
僕が最初に入社した会社は辞めていく人が多い会社だった。
多いと言っても入社3年で3割程度なので、一般的と言えば一般的なのかもしれない。
僕と同じように会社に疑問を抱く人もいれば、奥さんの都合でやめる人もいた。結婚してやめる女性の方もいた。
僕は、なぜかことごとく転職した人と仲が良かったので、転職した後どうなのか聞いてみるとみんな楽しそうなことに気づいた。
新しい環境で楽しそうにやっているのである。
転職したからと言って、環境が悪くなるわけではない、むしろ良くなる可能性が高いのだとわかった。
その人自体は変わっていないけれど、働く場所によって待遇が良くなっていたのだ。
これはどういうことかと言うと、自分をより高く売れる場所で売ったのだ。
最近は、日本でなかなか買えない日本酒があるという。
その日本酒は日本で作られ、海外へ出荷される。
日本で売るよりも海外で売る方が、儲かるのだ。
これと同じで、サラリーマンも自分という商品を売っているので、自分を市場に出し、より高く自分を買ってくれる会社に行くべきだ。
そう思うようになった。
また、今後は転職が当たり前になっていく。そんな状況で転職をしたことがないということが一番のリスクだとも思った。
ある程度の年齢になって転職をしたことがないというのは、転職をしようと思った時に足枷になる。
それは、40歳まで未婚の人と、40歳でバツイチの人とどちらがモテるかという議論と同じだと思う。
40歳まで未婚の人というのは、普通の人であっても何かあるのではないか?と疑問に思われてしまう。
転職も40歳くらいで初めて転職をするとなると、1社しか知らないのにうちの会社に慣れることができるかな?と疑問に思われるかもしれない。
転職をしたことがあるという履歴自体が、今後転職をする際に強みになると考えた。
これが、僕が転職を決意した三つ目の理由である。
転職をしてから

転職活動を経て、2社から内定をもらった。
1社は大学院時代に留学をしていた地域に本社を構える外資系企業だ。
もう1社は従業員が数万人規模の日本の大企業だ。
どちらも良い会社で僕の転職活動は成功だったと言える。
僕は、外資系企業へ行くことにした。
そっちの方が給料が良く、場所も良かったからだ。
あとは、外資系で働いていた方が今後のキャリアで有利になるとも思ったからだ。
今後の転職も視野に入れて、今行く会社を決めた。
さて、実際に転職先で働いてみて、待遇が大きく改善した。
まず給料だ。転職して初めて給料をもらった時に明細を見て驚いた。
転職を決めた際に給料はこれくらいと聞いていたのに、実際にもらってみると、こんなにもらえるんかと思った。
やはり給料がある程度もらえていると会社に貢献しようという気がしてくる。
また、場所が変わったことで通勤時間も短くなった。
前の会社では通勤に片道40分くらいかかっていた。それが転職をすることで、通勤時間は片道10分になった。
これは大きな違いだ。片道30分の短縮なので往復で1時間だ。
一日に1時間、フリーの時間が増えたのである。
1時間という時間はとても大きくて、1時間あれば色々できる。
自分の趣味であったり、家族との時間を過ごせたり、こうやってブログを書いたりすることができる。
転職によって自分の時間も増やすことができた。
転職をして本当に良かったと思っている。
このブログで転職について発信している理由・伝えたいこと

僕が転職について発信をしている理由は、転職によって自分の人生がより良くなることを伝えたいからだ。
仕事の場は一日の大半を過ごす場なので、職場がどれだけ充実しているかはそのまま人生の充実に直結する。
そして、その充実度は転職という方法で簡単に変えることができる。
実際に僕は、給料も上がり、職場への距離も近くなった。
また、今働いて不満はないが、今後また何かの事情で転職をした方が良いとなった時に転職できる自信もある。
というのも一度転職を経験しているからだ。
「ああ、転職はこんな感じか」ということがわかっているので、転職をすることへの抵抗というのがない。
この感覚は大事だと思う。
なぜなら、転職で簡単に人生を変えられるのに、転職への抵抗があるから転職できず人生そのままというのはもったいないからだ。
転職をすることができる実力があるのに、転職への抵抗があるから転職できない人をたくさん見てきた。
あなたにはそうなってほしくない。
今、職場に不満があったり、もっと良い場所があるんじゃない?と思っていたりする人はぜひ一度転職活動をしてみることをおすすめする。
このブログでは、転職したいあなたのために、僕が試行錯誤して得た転職ノウハウを全てお伝えしていく。
僕が実際に経験してお伝えできるのは、化学系の転職だ。
転職したいと思っている化学系の方には役立つ内容になっているので、ぜひ読んでいってほしい。